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2017-01-01から1年間の記事一覧

今を生きずに いつを生きるというの すべての色は 音にかわり 香りにかわる すべての色は 限りなく美しい音色で応えてくれる たとえ本を読むことができなくても 木々の間をぬけて吹く風が ページをめくり 私に 優しく物語を きかせてくれる そして 人の命を …

鍋のなか

祖母お手製の七味正油。 ぐるりと書いてあるのがかわいくて写真に撮った。夏。 お題をいただきました。うれしい。 どうにもかたくなってしまうので、話すように書いてみよう。 > こんにちは。煮る さんのつぶやきを拝見して、仕事やお家での生活バランス良く…

子供が乗ってます

明日、実家の軽が廃車になる。 車体の色は「ワインローズ」というらしい。赤よりちょっと落ち着いた色。 黄色いフォグランプが特徴的でとても可愛い。 20年なんて、そりゃガタもくるでしょう。 数日前、久しぶりに走ったら鈴みたいな音がした。どこかが軋ん…

百閒先生 月を踏む

版画のローラーは一度回すだけでいいらしい。 小学校か中学校の美術室で、私は何度もずりずりと往復させていた気がするのだけれど。 だからずれたりしてたのか。 この一冊、私は一度読み、またすこし前に戻って読み・・・ 一回読むだけではすんなり入ってこ…

足のむくまま 気のむくまま

最近のお気に入り。電車内で読んで吹きだし、そのあと何度も思い出し笑い。 愉快、軽快。 小説家、〇〇賞受賞作家、文壇の大御所・・・ いろんなことばで呼ばれてきた人も、ここでは「人」だ。 仲の良かった北杜夫と佐藤愛子もよく作中に登場するけれど、そ…

フランシス子へ

東京の下町の一角。 思い思いにくつろぐ猫猫猫に観察されながらいつも半開きの玄関を開ける。 出迎えてくれるのは、これまたいつもの寝ぐせ頭のひと。 親鸞についての記述でぐっときたのは、「こんな風に解釈してもらえたらさぞ嬉しかろう、よかったね」と思…