.entry-content { font-size:16px; }

f:id:yohaq:20200415151901j:plain
「焼きたてで湯気でてるので、袋の口あいてます。気をつけてくださいね」。

電車を待っている。
膝のうえには熱々の鯛焼き


いつもの通院の日だった。
私の主治医のいるこの病院でも、コロナウイルスの院内感染があった。
大きい病院は、もうあとどこが残っている?というくらいじゃないかな。体感的にはそんな感じ。

知った上で行くのはさらにこわい。電車にも乗る。
でも、処方してもらわないと薬がなくなる。


数日前、病院に電話して尋ねたところ、「処方するだけならきっと早くおわります」とのことで、今回は採血なし。

ところが、実際行ってみたら窓口で電話対応していたスタッフさんたちが「処方箋を郵送しますか?」と聞いている。
で、できるの???

悲しい、どうしようと思いながら先生(やはり交代制なのか、主治医でない別の先生が担当してくれた)に尋ねたら、ちょっとかなしそうな目をして「もうほんとに直前、さっき決まったような感じなんです。そう、できるようになりました」と教えてくれた。

確認の電話をかけたのはほんの数日前。
今は刻々と状況が変わっていっているから、こういうこともある。
診療を続けてくれているだけでありがたい。

そこを職場として働いている医師、看護師、採血や案内のスタッフの方々はいたって普通だった。(パニックにはならないだろうけれど…)
時々軽口も言ったりして、ちょっとホッとした。

いつもと違ったのは主に以下。
・入口と出口が分けられていたこと
・入口ですぐに手指のアルコール消毒、その後額で体温計測、体調についての問診があったこと
・採血スタッフは目にガードをつけていたこと


帰る時、もっと大変な部分で働いている方々もここにいるんだ、と思った。
言葉ではなんとでも言える。
それはわかっているけれど、言わずにはいられない。

ありがとうございます。本当に、体にお気をつけて。


帰り道、新しく開店したらしい鯛焼き屋さんをみかけた。
今はもう少なくなった人通り、その少ない人たちに声をかけている。あ、おばあさんが入った。


夫はクリーム。私はつぶあん。目の前でじゅう、と焼いてくれた鯛二匹。

帰ったらすぐ服ぬいで、そのままシャワーを浴びる予定。
それからいつも通り子をだっこしよう。

皆さんもおつかれさまです。お気をつけて。